——  ミスコンと美女にまつわるエトセトラ  ——

【ミスコンは世界の縮図】風穴を開ける女性たち Vol.1

 世界各国から美女が集まれば、そこには世界の縮図が生まれる。私はそれを追うのが好きだ。毎年どんな国が参加して、どんな女性が注目されているのかを見ることで、世界を知ることができるから。


民主化とともに台頭したミャンマー代表

 “ミスコンは女性の品評会”といった、どこか遠い時代の価値観でミスコンを見ている人には、ミスコンが窮屈なものに思われるかもしれない。しかし、ミスコンに参加できることは、女性たちにとって自由を手にしている証しでもある。


 政治・宗教・経済といった様々な理由から、ミスコンに参加できない国が多く存在している。長きにわたる軍事政権下ではミスコンへの参加が許されていなかったミャンマーもそのひとつだ。2012年に民主化されると、ミス・インターナショナル世界大会への参加を皮切りにミスコン市場が活発化。今では著名な世界大会(ミス・グランド・インターナショナル2018を開催)を誘致するほど、その勢いを増している。


 2019年のミス・ユニバース世界大会では、代表のスエ・ツィン・テットさんが、自分はレズビアンであると表明した。現在のミャンマーでは同性による交際は禁止されているが、勇気のある行動だと世界を味方につけた。

 参加する女性たちは、なにも品評会に引っ張り出されているのではない。自らの意思で参加し、女性の地位向上や人権問題に貢献しようと努めている。特に、新興国であるほどビューティクイーンの誕生を待ち望んでおり、代表たちは大きな期待を背負っている。



Mariko

著者:安海 まりこ(ライター)

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