所属かフリーランスか。ライターの働き方にまつわるメリット・デメリット


所属かフリーランスか。ライターの働き方にまつわるメリット・デメリット

ライターには大きく2つの働き方があります。

1つは、出版社・新聞社・Webメディア・制作会社など企業に所属するライターです。ここでは所属ライターと記します。もう1つは、どこにも所属していないフリーランスです。私は両方の経験があり、現在はフリーランスで活動しています。


所属か? それともフリーランスか? 実際に感じたメリットとデメリットを書き出してみたいと思います。


  1. 所属ライター5つのメリット

  2. 所属ライター3つのデメリット

  3. フリーランスライター5つのメリット

  4. フリーランスライター3つのデメリット


所属ライター5つのメリット

1. 収入が安定する

収入の安定については言うまでもなく、所属ライターに軍配が上がります! フリーランスには無縁のボーナスが出るところもありますし、社会保険もありがたい制度です。確定申告も会社がやってくれるので助かります。


2. 人脈が広がる

仕事仲間はもちろんのこと、お取引き先や取材先など、それまで会社が培ってきたネットワークのなかで仕事ができることは、ゼロスタートよりもメリットが大きいです。そして、人脈は仕事を重ねれば重ねるほど広がっていきます。後々独立するにしても人脈は大きな財産になるでしょう。


3. 大きな仕事ができる

いち個人よりも、会社の名があるだけで信頼がついてきます。イコール、予算の大きな仕事が舞い込むので、たくさんの方に届けられる大きなプロジェクトに関わることも可能です。


4. 他のクリエイターとの交流

メディアや制作会社に所属した場合、フォトグラファーやプランナー、デザイナーやエンジニアといったクリエイターが側にいる環境かもしれません。ライターの仕事は書くだけと思われがちですが、他のクリエイターと共創できる場は意外と多いものです。文章を綴る以外のコンテンツづくりに触れることができます。


5. 仲間(同僚)がいる

フリーランスになってから仲間がいたことの良さを思い出しています。アドバイスをもらえたり励ましあったり。仲間と一緒に仕事をすることで成長度合いも違ってくるでしょう。書く仕事は自己満足に陥りやすいため、常に第三者の目があることもありがたいです。

  • 「そのリップかわいい!どこの?」とたわいのない話をしたり、「スタバ行く人〜!」と一緒に気分転換したり。フリーランスの今は、そんなちょっとした同僚との時間を懐かしんでいます(涙)


所属ライター3つのデメリット

1. 働く時間と場所が決められている

クリエイティブ職は裁量労働制であることが多く、コロナ禍によりリモートワークも進みましたが、それでも決まった時間に出社しなければならない会社はまだまだ多いと思います。物事をスムーズに進めるうえで、みなが同じ時間帯に稼働することは必要ですが、多少は融通を効かせたいものです。


2. 嫌な仕事でも断れない

ライターといえど会社員。スケジュールが詰まっていて無理な場合を除き、お願いされた仕事はやらざるを得ません。

  • 本当にこの切り口でいいの? 企画に対してキャスティングがおかしい! そんな疑問を抱えていても「決定事項です」の一言で済まされてしまったことが何度かあります……。


3. 仕事が限定される

専門特化したメディアに所属した場合、そのメディアで取り扱う内容以外のものを書くことができません。幅広く扱っているメディアでも、「〇〇分野は誰々さん」と担当を決められてしまう場合がほとんどです。仮に副業がOKでも同業他社で書くことはタブー。「いろんなところで書きたい!」という方は所属ライターだと窮屈かもしれません。


それでは次に、フリーランスになってから感じたメリット・デメリットをご紹介しましょう。


所属ライター?それともフリーランスライター?2つの働き方のメリット・デメリット

フリーランスライター5つのメリット

1. 仕事を選べる

所属ライターのデメリットに「仕事を選べない」がありましたが、フリーランスは自分で引き受けるか否かをジャッジできます。ただし、仕事の依頼があると多少無理してしまうのがフリーランスの性(さが)……かもしれません。


2. 好きな場所で働ける

私は自宅以外での作業は落ち着かないので、カフェでPCをカタカタすることはありません。しかし、ネット環境さえ整っていればどこでも仕事ができるのは大きなメリットではないでしょうか。

  • いつもカフェにこもる仕事仲間がいたのですが、店内で電話をして注意されていました。自宅以外で仕事したい方はご注意を!(^_^;)


3. 掛け持ちOK

所属ライターになると他のメディアでは書けなくなってしまいます。でもフリーランスであれば問題なし! 特別な契約を交わしていない限り、複数のメディアで書いても大丈夫です。

  • そういえば、2つのメディアからまったく同じ内容の記事を依頼されたことがあります。内容は、ある化粧品のPR記事。資料のプレスリリースはもちろん、公開のタイミングまで同じ……。それぞれのメディアの特徴を考慮し、なんとか異なる2つの記事を仕上げました。


4. 自由な時間を確保しやすい

ライター講座の謳い文句に「自由に働ける」なんて言葉を目にしますが、締め切りがある以上、忙しいときは忙しい! でも、時間が定められたフルタイム勤務ではありませんので自由度が高いのは確かです。平日に堂々と遊んでいても文句は言われません(笑)

  • 平日にディズニーランドで遊ぶ背徳感、好きです♡


5. 収入に上限なし

所属ライターであれば収入はある程度固定されることでしょう。しかし、フリーランスはやればやるだけ収入UP! もちろんライター以外の仕事をプラスしたいと思っても、足枷になるものはありません。


フリーランスライター3つのデメリット

1. 収入が不安定

「収入に上限なし」ではあるものの、これはもう説明不要でしょうか。そうです、安定しません……。年間契約や本数契約の仕事があれば一定期間は安心できるかもしれませんが、どんなに頑張ってもそれが一生続く環境はゼロに等しいです。仕事がなくなるかもしれない危機感を常に持っておく必要があります。


2. 保険料が高い

社会保険に加入していていれば半分の負担で済む保険料。フリーランスで国民健康保険を支払う場合、全額個人負担となります。


3. 問題は一人で解決

表現に行き詰っても、納得できないことがあっても、すべて自分で解決しなければなりません。よく「経営者は孤独」と言いますが、まさに孤独な闘い! 仕事の内容を理解したうえで話を聞いてくれる人が近くにいるとありがたいです。


 

私はライターのスクールに通いながら、まずはフリーランスで実績をつくりました。その後、出版社の編集アシスタント(派遣社員)を経て制作会社に転職。現在はフリーランスという流れです。フリーランスは自由度が高くストレスフリーな環境にいますが、一番のネックは収入が不安定なこと。収入を安定させたければ、また所属ライターを選ぶ日が来るかもしれません。


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